くるくろ日記

うつ病になった医者の日記【治療8年目】

うつ病の私が単身赴任になったのだが、、

家族の住む家から電車で1時間。

少し離れたところが私の新しい勤務先だ。

 

 

初めは車を1時間運転して通勤していた。

うつ病を持つ私は、勤務が終わればヘトヘトになる。

帰りの運転は命がけだった。

 

 

眠くはないが、集中力がない。

前を見ていても、見ていない。

そんな状態で1時間、国道を走る。

危なくてやめた。

 

 

ちょうど公舎が空いていたのだ。

3万円のオンボロ公舎。

そこから通うことにした。

公舎から勤務先は徒歩3分。

ほぼ目の前。

 

 

立地は最高だ。

周囲に酒屋やスーパー、マックまである。

海も近く、朝は釣りをする人を沢山見かける。

 

 

ただ築30年以上。

掃除は5年ほど前からされてない。

室内に入るとカビ臭さが立ち込めている。

 

 

換気をしようにも網戸も壊れている。

蛍光灯もところどころ切れている。

そんなボロ屋で生活している。

 

 

朝、炊飯器がないのでメスティンで1合炊く。

10分弱火で沸騰させ、15分蒸らす。

毎朝のことなので、上手に炊けるようになった。

 

 

炊いた1合の米を半分にし、半分を弁当に、半分を朝食にする。

朝食はいつもレトルトカレー

昼ご飯はレトルト牛丼。

レトルトは偉大だ。

 

 

調理器具や机、イスはキャンプ用品を使っている。

持ち運びに便利で、引っ越しにちょうどよかった。

毎日がキャンプのつもりで過ごしている。

 

 

朝食を食べ、仕事に向かう。

仕事先では多少慣れない仕事をすることになる。

だがうつ病のことを知っており、皆優しく接してくれる。

恵まれていると思う。

 

 

17時で仕事が終わり自宅に向かう。

家につきカビ臭いにおいを嗅ぐと、もうすぐに出たくなる。

正直、この家は私に合わないようだ。

キャンプ場の方がマシかもしれない。

 

 

すぐに家を出る準備をし、自転車でいろいろと探索する。

見知らぬ土地を回ってみるのは楽しい。

おいしそうなフレンチ料理屋を見つけたり、ブックオフに入ったりする。

 

 

近所にTSUTAYAがないのいで、ブックオフが癒しだ。

本を物色して、たまに購入する。

それが楽しみ。