くるくろ日記

うつ病になった医者の日記【治療8年目】

ポンコツ医師の戦略3つ

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とある病院で働いていますが、はっきり言ってポンコツです。

皆さんこんにちは。ポンコツ医師のくるくろです。

今回はうつでポンコツな自分の戦略を書いてみます。

 

 

 

3日に1回休むポンコツ

私は現在、うつ病を治療しながら働いています。

症状は様々あります。不眠、不安感、倦怠感、やる気の低下、集中力の低下、吐き気など。

これらの症状と闘いながら仕事をするので、普段の10分の1程しか仕事が進みません。

仕事中、座り続けることも苦しく、床に寝そべりたい気持ちと戦ってます。

 

 

体調には波があり、午前から午後にかけて症状が重く、夕方になると良くなってきます。

なので働く時間帯はほぼ使い物になりません。

思考もはっきりせず、不安感から暗いことばかり考えてしまいます。

正直、仕事どころでは無くなってしまいます。

 

 

こんな状態ですので、3日に1度は欠勤してしまいます。

周りの方にはご迷惑ばかりお掛けして、本当に申し訳ない気持ちになります。

休業も考えたのですが、なんとか働けていること、周囲の方が理解してくださってることを考え、主治医と相談した上で仕事は続けることにしました。

そこで、どのように仕事に対し取り組むか考え戦略を立てました。

 

 

それはこの3つです。

  • 単純なルールで仕事する
  • 信頼できる人の助言に従う
  • 時間が解決してくれるのを待つ

それぞれ紹介していきます。

 

 

単純なルールに従って仕事する

症状が強いとまともに考えることができません。

目隠して迷路に入るようなものです。

なのでその都度考えて行動することはやめ、簡単なルールに従おうと思います。

迷路であれば「右側の壁に沿って進む」とルールを決めて進むような感じです。

 

 

具体的には、

  • 仕事が進まなくなったら早退する
  • 簡単なことから取り組む
  • わからなければ先輩に聞くorお願いする

のルールを決めて仕事しています。

初めから決めておけばその都度考える必要はありません。

 

 

ルールを決めることで以前より無理をしてしまうことが減りました。

早退する基準も決めておくことで、無駄に悩まなくなりました。

 

 

信頼できる人の助言に従う

うつ病で今働いていますが、様々な方に支えられています。

主治医、産業医、職場の上司、家族。

本当に感謝しかありません。

 

 

うつの症状が重いときは自分で考えて行動しない方がいいなと思います。

考えることは暗いことばかりで、仕事をやめてしまおうとか、死んでしまおうとか考えてしまいます。

そんな考えに従っていたら破滅しかありません。

 

 

自分で考えられない以上、他の人に判断してもらうしかありません。

そのためにも、こまめに相談することは必須です。

私の場合は月1回で病院を受診して相談しています。

その時に仕事を続けようか、どのように働こうかなど相談してアドバイスに従うようにしています。

 

 

もう一つ気を付けていることは、信頼できない人のアドバイスや助言は聞かないことです。

薬は体に悪いとか、うつはただの甘えなんじゃないの、とか言われることがありますがガン無視しています。

主治医や産業医の言葉を一番に信じて、信頼できない人の意見は無視するのがいいと思っています。

 

 

時間が解決してくれるのを待つ

うつ病の治療は時間がかかるようです。

私もかれこれ7年ほど抗うつ薬を飲んでいます。

 

 

なかなか良くならなくて焦ってしまい、変な行動をした時期もありました。

薬の副作用を疑って薬をやめてみたり(もちろん主治医に相談の上で)、副業を頑張ってみたり、転職を考えてみたりしました。

しかし、焦って行動してうまくいくことはありませんでした。

むしろ病状が重くなるばかりでした。

 

 

今、気を付けていることは淡々と仕事をして、時間が過ぎるのを待つことです。

淡々と仕事をし月日が経過すると、症状も徐々に良くなってきているように感じます。

発症したての7年前と比べ、かなり良くなっています。

うつ病の治療に必要なのは時間かもしれません。

 

 

最後に

ここまで読んでくださりありがとうございます。

時間をかけ少しづつ良くなっていければいいなと思います。

うつ病の間に気を付けていたことなどありましたら、コメント等で教えていただけると嬉しいです。

最後までありがとうございました。